社葬の基本知識と弔電のマナーとは
2017年03月12日
社葬は会社において重役など重要なポストに就いていた方が亡くなられた場合に行われる葬儀です。その場合には、家族や身内だけで密葬が行われるため、主催者を立て遺族が喪主とはならない形になります。会社から会社へと葬儀の知らせがあった場合には、誰が会場へ行くかを協議する必要があります。たいていの場合、社長や会長などが亡くなられる場合が多く、その場合にはこちらも同じ役職である社長や会長を立てることになります。万が一にもその役職のものが参列できない場合には、必ず参列できない方の名刺を代理人に持たせます。
代理人はこちらに来れない理由を述べて深くお詫びし、名刺を渡しましょう。弔電に関しては、喪主ではなく主催者や葬儀担当者などへと送るようにしましょう。事前に誰宛に送ればよいか、日時や送り先の場所を確認する必要があります。連絡を頂いても、送り先が違う場合があり、それにより無事に当日読まれないというアクシデントが発生することもありますので、十分注意が必要です。文面は相手のことを深く書くようなことはなく、さらりとしたシンプルで一般的に広く利用されている例文を参考にしましょう。
立ち入った内容や忌み言葉などを使うと、不快な気持ちや会社の名誉を傷つけることにもなりかねません。文字数は長くても1000字程度に納めるようにして、読み上げに掛かる時間も三分程度に収まるようにしましょう。あくまでも弔辞は故人への悲しみの気持ちを表すものですので相手の立場に立って考えるようにするのが基本です。