社葬の名刺交換のマナーを考えましょう

2017年03月19日
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社葬とは、会社の会長、社長、役員などで会社に貢献した立場にある人が亡くなったとき、会社が主催して行なう葬儀のことで、多くの参列者を招き大規模に行ないます。一般的な葬儀との大きな違いは規模でなく、開催者が会社ということです。一般的な葬儀の運営は遺族が行ないますが、会社の主催する葬儀は運営と費用負担を会社が行ないます。企業がこのような葬儀を行なう意義は何でしょう。一般的な葬儀の意味合いは、故人を悼むことが目的です。

一方、会社の主催する葬儀での意義は故人の会社に対する貢献を称えることです。会社に大きな貢献があった場合、会社をあげて葬儀を行うことで称えるわけです。さらに、この儀式で、会社がこれまでお世話になった関係者にお礼することも意義です。ですから、会社が主催する葬儀では、会社の取引先の事業者、顧客など多くの関係者が参列します。こうして、社外の関係者に、引き続きの会社の事業の支援を求めることも大きな意義です。参列する関係者の関心は、故人の理念が今後の会社運営にどんな形で引き継がれるか、ということです。

儀式を主催する会社の側では、引き続き関係者からの支援を得るために、いかに信頼を得られるかが大切となります。ですから、参列する側はもちろん葬儀を行う側にも適切なマナーが求められると言えます。そのうち、名刺に関するマナーがあります。参列者が受付に名刺を出す場合には名刺の左下を折るのがマナーです。さらに、仕事の関係者の方が多く参列されています。しかし、もしも取引先や顧客の方を見つけてもその場で名刺交換をしたり、仕事の打合わせをすることはマナー違反です。社葬であることを念頭に置く必要があるでしょう。

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